協会について

ごあいさつ

 1960年代から神戸で障害のある子どもたちの療育活動に携わっていた私が、障害のある子どもたちの療育に役立てられないかという単純な興味をもったのが、シェルボーン・ムーブメントとの出会いでした。その後、もっと詳しく知りたいと思い、創案者ベロニカ・シェルボーンに手紙を書きましたが、残念ながら彼女はすでに亡くなられており、シェルボーン・ムーブメントの後継者の一人であるシンディ・ヒルから、彼女の著書『Developmental Movement for Children Mainstream,special needs and pre-school』(『シェルボーンのムーブメント入門―発達のための新しい療育指導法』) を紹介されました。

 当時、重度の心身に障害のある子どもたちの人としての発達、軽・中度発達遅滞の子どもたちの概念発達、発達障害のある子どもたちの対人関係などいくつかの問題を抱え、それらの発達を獲得するためには、とくに固有受容系や触覚系の感覚が幼い頃より脳に十分に入力されていくことが基本的に大切な要素であると考えてはいたものの、具体的な方法を生み出せずにいた私は、これはと思いこの著書の翻訳に着手しました。 また、1993年には、イギリスから専任講師2人を招聘して第1回「シェルボーン・ムーブメントセラピー」研修会を開催し、多くのことを学びました。

 シェルボーン・ムーブメントは、安全を提供してくれる唯一の道具である床面と、パートナーとなるべき他者との活動を通して、すべての子どもの発達の基礎となる自分自身の身体に対する認識と、自分自身への自信、そして他者に対する信頼を目的に、ベロニカ・シェルボーンによって創案されたムーブメントセラピーの一つです。 その対象範囲は高齢者、成人から子どもまで、発達遅滞、肢体不自由、情緒や行動上に障害のある発達障害、重度・重複障害、そして視力障害や聴覚障害などさまざまな障害に適応させることができます。

 毎年開催している研修会により、これまでに保育所、幼稚園、小学校で多くの援助を必要とする子どもや、成人の支援に関わる現場の先生や研究者にこのシェルボーン・ムーブメントを受け入れていただき、さまざまなかたちで活動していただいています。既存の各分野の訓練方法と併用して、障害のある子どもや大人の人たちのよりよい発達援助のために、このシェルボーン・ムーブメントがより多くの方々にお役立て頂ければと思います。

2013年2月

日本シェルボーンムーブメント協会
 会 長  関口美佐子(国際シェルボーン協会インストラクター) 



あゆみ

1992年(平成4年)
「シェルボーン・ムーブメント療法」を開始。
1993年(平成5年)
第1回「シェルボーン・ムーブメント(療法)」研修会の開催。
イギリスのシェルボーン・ムーブメント専任講師を招聘し、研修会を開催。
「シェルボーン・ムーブメント入門編と実践編」第1版を翻訳、発行。
1997年(平成9年)
シェルボーンムーブメント療法「母子療育キャンプ」実施。
2000年(平成12年)
中国雲南省昆明に訓練士を派遣し、中国の療育関係者に「シェルボーン・ムーブメント療法」の研修を実施。
2008年(平成20年)
「シェルボーン・ムーブメント療法」を普及させるため、英国より3名の専任講師を招聘して、研修会を開催。
2009年(平成21年)
「コミュニケーションのためのムーブメント」翻訳発行。
2010年(平成22年)
「日本シェルボーン・ムーブメント協会」を設立。


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協会の目的

障がいの有無にかかわらず、幼児・児童・生徒・成人を対象としたシェルボーン・ムーブメントの実施及び、学術研究を推進し、このムーブメントによる支援方法の発展を図ると共に、最新情報の交換と学術及び教育、医療、福祉の発展向上を図ります。

協会について


協会の事業

1)研究大会、学術講演会、研修会の開催
2)会員の研究に関する情報の収集と紹介
3)会報の発行
4)その他本会の目的に質する事業

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事務局所在地

〒650-0004
兵庫県神戸市中央区中山手通5-1-1
 神戸山手大木ビル2階
公益財団法人ひょうご子どもと家庭福祉財団内

TEL:078-382-0294
FAX:078-371-0966



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